革靴好きにおすすめしたい書籍10選

欲しい情報だけサクッとネット検索も良いのですが、時間のある時は良質な情報が凝縮した専門書籍にあたるのも良いもの。

自分の経験と情報を重ねていくことで更に知見が広がり、新たな革靴の楽しさが発見できるかもしれません!

Gennojiです。

今回は革靴好きにおすすめしたい書籍10選をご紹介します。

男の靴雑誌「LAST」

シムサムメディア

革靴雑誌と言えば、「LAST」は外せません。

革靴界隈を巡る新たな動きから、含蓄のあるコラム、世界各国のシューメイカーの製造現場に入り込んだ特集記事は見応えがあります。

タイトルの「LAST(ラスト)」は、靴を作る際に必要である木型に由来。

エスクァイアマガジンジャパン発行の「LAST」は2009年Vol.13で休刊になりましたが、2011年に東京カレンダーMOOKSとして復刊、現在はクロノス日本版の増刊として発行されています。

最高級靴読本archives MEN’S EX特別編集

世界文化社

靴マニアのバイブル「最高級靴読本」のVol.1(2002年)、Vol.2(2004年)、Vol.3(2010年)が一冊にまとまった完全保存版です。

高級靴カタログから、世界の名店訪問、ビスポーク、靴を分解して作りを検証するなど、マニアックな特集が組まれています。

高級ブランドの当時の価格が載っているのも見どころ。(こんなに安かったの⁉︎と驚いてしまうことでしょう。)

紳士靴を嗜む はじめの一歩から極めるまで

朝日新聞出版

服飾ジャーナリストとして様々なメディアでご活躍されている飯野高広氏のロングセラー著書です。

初めて紳士靴を買う人から上級者まで、すべての人が足と靴の知識を深められるバランスの良い一冊となっています。

靴の基本構造から、サイズの見方、TPOに合わせた靴の選び方などイラストを多用しわかりやすく解説されています。

紳士靴に興味を持ったら、まず読んでほしい本です。

紳士靴の教科書

スタジオタッククリエイティブ

この本はタイトルにある『教科書』の通り、紳士靴のエントリーブックに最適な一冊です。

紳士靴の基礎知識から、TPOに合わせたセレクト術、紳士靴ブランド図鑑や、革靴のお手入れ方法など、初心者の疑問に図解でわかりやすく解説した内容となっています。

靴磨きの本

亜紀書房

靴磨きブームの火付け役。青山の靴磨き店「Brift H」代表の長谷川裕也氏の著書です。

基本のシューケアから、シューシャインまでを写真とともに初心者でもわかりやすく解説されています。

第2弾である「続・靴磨きの本」では”磨きを極める”をテーマに掲げ、プロのテクニックを余すことなく解説した上級者向けの一冊になっています。

紳士靴のすべて

グラフィック社

この本はハンガリーを代表するシューズブランドVASSの創業者ラズロ・ヴァーシュが著者の一人となっています。

手製紳士靴世界における職人的伝統とその技術を学ぶことのできる一冊。

内容は靴の歴史から、足の構造、採寸、ラストメイキング、デザイン、素材、製靴技術まで幅広く紹介しています。

全世界の靴好きに愛されてきた名著です。

こちらが原本である「Hand made Shoes for Men」

製靴書 ビスポークシューメイキング

誠文堂新光社

国産ビスポークシューズの第一人者、ギルド・オブ・クラフツ代表の山口千尋氏が監修した本です。

「ビスポーク」「ハンドソーンウェルテッド」に特化した内容で、特に足の採寸から木型製作までの流れにはギルド・オブ・クラフツのノウハウがかなり詰まっています。

靴づくりにおける大切なポイントや、考え方など靴づくりをしている人にとってはとても参考になる一冊です。

靴づくりをしない人でも、足と靴の関係について知識が深められるので一読の価値あり。

紳士靴を仕立てる

スタジオタッククリエイティブ

MISAWA & WORKSHOPを運営する三澤則行氏の本です。

手製靴を作り上げる手順に特化した内容で、「オックスフォード」と「ダービー」の2足を作り上げていく様子を写真を交えてかなり事細かに解説されています。

さらに、この本で作り方を解説している2足のパターン(型紙)まで付属している充実ぶり。

至高の靴職人

小学館

紳士靴への造詣が深く様々なメディアでご活躍されているライター竹川圭氏の著書。

日本最高峰といわれる靴職人、故・関信義氏の半世紀に及ぶ職人人生の物語です。

戦後の手製靴文化の栄枯盛衰の中で、一人の職人が一心に靴に向き合う生き様に胸が熱くなります。

職人の到達点、けれんが消え内面から色気がにじみ出る境地を「枯れる」と表現されていたのがとても印象的でした。

靴づくりの文化史 日本の靴と職人

現代書館

長年製靴業に携わり、日本の靴産業史研究の第一人者である稲川實氏の話をベースに、文化人類学者である山本芳美氏が日本各地の靴職人を対象にしたインタビューと文献資料を加味して構成されています。

靴産業に関わる人にはぜひ正しい歴史を知っていただきたいです。

日本の履物文化にご興味のある人はこちらもおすすめ。

最後に

今回は革靴好きにおすすめしたい書籍10選をご紹介しました。

紳士靴の正しい知識をつけるには、信頼できる情報と経験の両方が大切。

メディアによっては表面的な情報しか伝えていなかったり、誤解を生むような情報を発信しているものも少なくありません。

革靴に興味を持った方には、ぜひ正しい知識をつけて革靴ライフをより充実したものにしていただければ幸いです。

【革靴のサイズ選び】フィッティングのポイントを解説

靴屋の私が友人にオススメする革靴ブランド



あなたの街の靴屋「Life with shoes」の店主。 (@Gennoji_LWS
国内外で靴作りをした元靴職人。
これまで5000人以上の足をみて靴選びのお手伝いをしてきました。
足に合った靴の選び方、印象を良くする靴のお手入れ、靴を長持ちさせる付き合い方をお伝えします。