イタリアでは「その人の履いている靴は、その人の人格そのものをあらわすものである。」という言葉があるそうです。
Gennojiです。
今回は「靴を見ればその人がわかる」ワケについてお話します。
昔から「身だしなみは足元から」とよく言われますが、その意味を理解して実践出来ている人はそれほど多くないでしょう。
足元は全身の中ではあまり目立たない所と思われがちですが、パーソナルな部分があらわれやすく、人の印象を左右する部分でもあります。
このことを理解している人は、一目で相手の人間性を見抜くことが出来たり、自分の印象を良くすることも出来るでしょう。
靴を見るだけで9割の人は持ち主の性格を当てられる
実際、カンザス大学の心理学者が2012年に行った研究では「人の性格はその人の靴に現れる」という結論を導き出しています。
行われた実験では、63人の男女に208人の靴の写真を見せ、靴の持ち主の社会的地位や性格、外向的または内向的か、などを推測してもらいました。
靴の所有者208人のパーソナリティテストの結果と照らし合わせたところ、約9割の人が靴の持ち主の性格を言い当てることができたのです。
(参考)【ScienceDirect.com – Journal of Research in Personality – Shoes as a source of first impressions】
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0092656612000608
たしかに靴を見て、なんとなく性格が垣間見えることってありますよね。
私も日頃から様々な方の足元を見ますが、脱ぎ履きの容易な靴ばかり選ぶ人はせっかちな印象の人が多いですし、紐靴を毎回ちゃんと解いて靴を履いている人は心に余裕が感じられます。
ビジネスでも靴の印象は重要
ビジネスの場において、靴の印象はさらにシビアな問題になってきます。
たとえば、あなたがよく知らない相手に仕事を依頼する場合、靴が綺麗に保たれている人と、靴が汚い人、どちらに仕事を頼みたいでしょうか?
「自分の身だしなみにも気を配れない人に仕事を任せて大丈夫だろうか?」
そのように考える人は少なくありません。
経営者のように日頃から様々な人と接し、判断を下している人ほど、靴をよく見るとも言われます。
身だしなみは相手に対する敬意のあらわれです。
人の第一印象は半年変わらないと言われますから、たかが靴で印象を悪くするなんてもったいない話です。
最後に
今回は「靴を見ればその人がわかる」ワケについてまとめました。
一般的に言えば、誰がどんな靴を履いているか気に留める人なんてほとんどいないでしょう。
だからこそ、靴をどのように扱っているかに人間性を垣間見ることが出来ます。
そして、意外と見ている人は見ている。
「仕事の中身を見てくれ!」と愚痴っているあなた、靴は綺麗に保たれていますか?
たかが靴、されど靴です。