【革靴のお手入れ】革靴のカビ対策どうしてる?

お気に入りの革靴にカビを生やしたことのある方も多いと思います。

前回のブログでは、革靴にカビが発生してしまった時の対処についてお話しました。
【革靴のお手入れ】革靴にカビが発生してしまった時の対処方

もうあんな悲しい思いをしたくない!
もう二度とカビを見たくない!!

Gennojiです。

今回は革靴をカビさせない為に、事前に気をつけるべきカビ対策についてお話します。

革靴の日頃のお手入れでカビ予防

カビ予防で一番大切なのは、日頃のお手入れです。
お手入れがしっかりされていれば、仮にカビが発生しても簡単に取り除くことが出来るでしょう。

・お手入れの基本はブラッシング

ブラッシングは革靴のお手入れの基本です。
靴には気付かない内にホコリや汚れが付着していることがあります。
ソール周りや、靴の内側のつま先の方にホコリが溜まっていませんか?
ホコリが溜まるとカビの温床になってしまいます!
ブラッシングは小まめにやりましょう。

・防カビ抗菌スプレーを使う

湿度の高い時期は、予め防カビ抗菌スプレーをかけておくのも効果的です。
抗菌だけでなく消臭効果も兼ねているものが多いので、一石二鳥です。
もっともカビに警戒が必要な梅雨時期くらいは、マメに抗菌スプレーを使用すると良いと思います。

革靴の保管方法でカビ予防

久しぶりに靴箱から靴を取り出してみたらカビが!!
そんなご経験がある方もいるかと思います。
靴の保管方法もカビ予防にはとても大切です。

・一日履いた靴は通気性の良いところで湿気を取る

一日中履いた靴はコップ一杯分の汗を吸収しているなんて言われますよね。

一度吸収した汗が完全に抜けるには2〜3日は掛かります。

靴を脱いだら下駄箱などにしまう前に、通気性の良いところに置いて中の湿気を取りましょう。

※ただし、直射日光には当てないでください。
日焼けしたり、急速な乾燥で革が縮みます。

・靴は通気性の良いシューズラックに収納する

普段の靴の収納は、通気性の良いシューズラックがおすすめです。

シューズラックに収納することで、いつでも革靴の状態が目に見えるということも利点です。

下駄箱や靴箱で常に収納していると、カビが広がっていることに気づくのが遅れる場合があります。
下駄箱や靴箱に収納する場合は、しっかりと靴の除湿を完了させてからにしたり除湿剤を中に入れるなどしましょう。

革靴を履くローテーションでカビ予防

前述した通り、一日履いた靴の中の汗が完全に抜けるには2〜3日は掛かります。

ということは、同じ靴を連日履いてしまうといつまでも湿気が抜けません。

湿気が籠り続けるとカビなどの雑菌が発生し易くなるだけでなく、革がへたって弱くなります。

一日履いたら二日は休ませられるようにローテーションを組んで靴を履きまわすと良いです。

最後に

カビ対策をまとめると

・ブラッシングを小まめにする。
・保管方法に気をつける。
・ローテーションを組んで靴を履きまわす。

こういったことが大切になってきます。

更に、これはカビ対策だけではなく革靴を長持ちさせることにも繋がるので是非やっていただければと思います。

あなたの街の靴屋「Life with shoes」の店主。 (@Gennoji_LWS
国内外で靴作りをした元靴職人。
これまで一万人以上の足をみて靴選びのお手伝いをしてきました。
足に合った靴の選び方、印象を良くする靴のお手入れ、靴を長持ちさせる付き合い方をお伝えします。